なかなか日本ではお目にかかれないアフリカをテーマとした博物館。アフリカ本土及びブラジルの北東部に多いアフリカをルーツとした文化、宗教などにまつわる展示がされており、少しおどろおどろしいものや、微笑ましく可愛らしいものなどもある。奴隷船の模型も展示されており、当時どのように奴隷が連れてこられていたか、残酷ともいえる様子が伺える。
1階は主に複数の特別展示同時開設されており、2階は常設展だがかなりの広さがあるので余裕をもってゆっくり見たい。また、若干無造作に多くのものが展示してある印象があるがそこは大目に見ていただきたい。
アフリカから奴隷として連れて来られ、ブラジル史の大きな一部を担ったアフリカ系の人々は、現在ではブラジルの北東部に多いが、ブラジル社会にはなくてはならない構成員となっており、国勢調査でも自分をアフリカにルーツがある黒人だと認識している人口はかなりの数に上るという。奴隷貿易を始まりとしてブラジルに長く暮らして来たアフロ系の独特の感覚と色彩、慣習などを勉強するにはいい場所である。
イピラブエラ公園の10番ゲート(Portão 10)からすぐ目の前にある。美術館の建物自体はオスカー・ニーマイヤーの作品。
Museu Afro アフロ ミュージアム
セレーナ
(元大使館勤務)
ブラジルのルーツを知る
- 投稿日2016/01/27
- 更新日2016/01/29
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ジャンル博物館・ミュージアム
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エリアサンパウロ
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住所
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電話番号+55-11-33208900
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営業時間[火-日]10:00-18:00
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定休日月曜日
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