Ihwa Mural Village 梨花洞 路上美術館 イファドン ナッサンプロジェットゥ

演劇の街大学路から駱山公園方面に歩いていくと、可愛い壁画や、オブジェをあちこちで目にすることができます。
かつて月に近いことから"タルトンネ（月の町）"といわれ、廃れていく運命だった坂道だらけのこの地域で町おこしプロジェクトがはじまってからすでに10年。
これまで多くの芸術家や子供たちの芸術作品が展示され続け＜屋根のない美術館＞として今や観光名所として揺るぎない地位に立った 梨花洞。
数々のドラマの撮影地にもなり人気が衰えることがありません。
何といっても、訪ねるたびに作品が増えたり変わったりしているのでいつも新鮮。 かと思えば、お気に入りの作品が残っていてほっと一安心したり、何だか田舎に里帰りした落ち着きを感じます。

最近、モラルを守らない観光客が増えたことから、一部の住人からの反対により数個の作品が外されたり消されたりという悲しい現実も。
どうか住人がいることを忘れずに大声を出したりゴミを捨てたりという行為は謹んで楽しく見ていただきたいものです。
地下鉄4号線恵化(ヘファ、Hyehwa)駅 2番出口からマロニエ公園を右手にして駱山方面に進むこと約10分で、かわいいブティックや手作りかばん屋さんが見えて来ます。そこはもう＜屋根のない美術館＞の始まりです。あちこちに隠れているであろう作品をお見逃しなく。

美術館と言えば、広い部屋に絵や彫刻が並んでいて・・・そんなイメージがありますが、屋外で美術を楽しむことができる「路上美術館」がソウルにはあります。芸術の街として有名なエリアの大学路(テハンノ)の最寄り駅である地下鉄4号線の恵化(ヘファ)駅2番出口から徒歩約10分。急な上り坂を登っていくと、古くなった小さな家々が立ち並ぶ場所にでます。その家やお店の壁などのいたるところに様々な絵が描かれていて、記念撮影するのに人気です。今流行のインスタ映えも期待できる観光地です。

絵以外にも、風船の形のオブジェや小さなおしゃれなカフェなどもあるので、女子旅にぴったり。散策している間も日本人の観光客を数名みかけました。

ちなみにこの路上美術館は、街の再生プロジェクトとして始まったのですが、あまりにも観光客が集まり、騒音問題などで壁画の数を減らしたことがあります。そのため、散策を楽しむときは住民の迷惑にならないように静かにすることと、以前人気だった壁画がなかったりもするのでそれには気を付けて楽しみましょう。

また、路上美術館となっているエリアにくっついているのが駱山公園（ナッサンコンウォン）です。季節の花々が咲き乱れていて、春にも訪れましたが桜が満開でとってもきれいでした。夏は夏の花々がいっぱいで、見ていて飽きません。公園なら日本にもあるし・・・と思われるかもしれませんが、公園の上まで登るとソウルの街並みを眺めることができ、ソウルタワーも見えます。また復元された城郭もあるので韓国らしさを楽しむこともできます。

ちなみに、公園も壁画もゆっくりみたら2時間ほどは必要です。スケジュールに合わせて調整してみてください。またどちらも小高い山の上にあるので、歩きやすい靴で行くといいです。そして、夏は水などを持っていきましょう。公園、また住宅街にある壁画なので、入場はもちろん無料です。