どのガイドブックを開いてみても、統一会堂はホーチミン観光の顔的存在。
統一会堂に行かなくして観光巡りははじまらない。名実ともにホーチミンを象徴する観光スポット。
長きに渡り続いた最も悲惨な戦争の一つにも数えられるベトナム戦争は1975年の4月30日に終結しました。
戦車がフェンスを破り統一会堂(旧大統領官邸)に突入し、事実上南サイゴンの終わり。
「一つの国が終焉を迎える瞬間」と世界的にその模様は放送されました。
現在でも国際会議の場ともなっている統一会堂ですが、官邸内は貴賓室や庭園、シアター、
会議室、寝室、図書室、伝令室やヘリコプターなどが当時のまま安置されています。
ただしベトナム戦争や歴史に興味がない方にとってはただの豪邸。国会を見学するようなものです。
ですので事前知識なしに行くと、案外あっけなく終わってしまうかもしれません。
できれば飛行機の中でもいいので、ベトナム戦争の概要だけは最低限押さえておきたいところです。
旧大統領官邸はやはりどの部屋も気品が漂っています。ここで重役が会合を行い、
戦時中は暗号解読、伝令、指令を行い、いざというときはヘリコプターや隠し通路で脱出。
当時大統領は何を思い、何を考え、何を理想としていたのか。
そんなことを考えながら一つずつ部屋を周るのがベストです。
2013年5月時点で入場料は3万ドン(約150円)。
ホーチミンに点在する博物館や美術館といった類は入場料が安いのが魅力です。
ホーチミンに初めて訪れる方、観光目的の方ならば、一度は足を運びたいところです。
Reunification Palace 統一会堂
絶対に外せないホーチミン観光の要。ベトナム戦争終結の場所
- 投稿日2014/03/31
- 更新日2017/06/15
ベトナム戦争終結のシンボル。予備知識を持って、じっくり見学したい
- 投稿日2014/03/31
ホーチミンを象徴する観光スポット。予備知識があればより楽しめる。
統一会堂は南ベトナム政権時代に大統領官邸として使用されていた場所です。
敷地内に入ると、綺麗に整えられた芝生と大きな噴水が目につきます。1975年の終戦の際に
統一会堂の鉄柵を乗り越えた解放軍の戦車と同じ型式の戦車も敷地内に展示されています。
建物内に入ると、1階は講堂や会議室、応接室などが並んでいます。
上階に上がると、大統領とその家族の居住スペースになっており、図書室や映写室まで備わっています。
最上階は展望台、屋上にはヘリポートがついており、かつての軍事施設であった様子も伺えます。
豪華な作りの地上階とは一変し、地階は秘密の軍事施設が備わっています。
地階は空爆にも耐えられるような作りにもなっており、脱出するトンネルさえあると言われています。
現在は国賓を迎える際や会議の際にも使用されています。
戦争証跡博物館から、統一会堂、サイゴン大教会、中央郵便局を通ってドンコイ通りまで
歩いていくコースがおすすめです。気温が高いので、少々疲れてしまうかもしれませんが、
ドンコイ通りのおしゃれなカフェで休憩をすれば、疲れも吹き飛ぶはずです。
入場料は30,000VND(ベトナムドン)です。大学生は15,000VND、6-17歳は3000VNDです。
チケットブースには、8,000VNDで日本語のパンフレット、無料の日本語ガイドもございますので、
ベトナム語や英語が分からない方も安心です。
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ジャンル文化財・歴史的建造物
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エリアホーチミン市ダウンタウン
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住所
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アクセスタンソンニャット空港から車で約25分
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電話番号+84-28-38223652
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営業時間8:00-15:30
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定休日無休
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予算入場料(大人)、(15歳以下) 40,000ドン
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公式サイト
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