Tianshan Tea City 天山茶城 ティエンシャンチャーチャン

中国茶に興味があるならば、ぜひ行ってみたいのが天山茶城。
地下鉄2・3・4号線中山公園駅から徒歩10分、地下鉄2号線の楼山関路駅からは徒歩12分ほどのところにあるお茶市場です。

高架道路が走る中山西路と屏玉南路の角に建つ、お城のような建物が目印で、建物の中はまさにお茶の城。

数百件の茶問屋や茶道具店がひしめきあい、間口の小さな店が連なっています。
店の中は棚いっぱいに茶缶が置かれ、茶箱が積み重なっている状態。

4階まである館内には、西湖龍井（ロンチン）、安徽鉄観音、雲南普耳（プーアール）などの専門店のほか、中国各地の産地のお茶を扱う総合店舗もあります。

1階には日本人に人気の鉄観音や烏龍茶を扱う店が集まっています。鉄観音は50g 40元ほどから購入できます。

いずれもお茶を試飲することができるので、好みを伝えてゆっくりお茶を選ぶことができます。
同じ種類のお茶でもランクによって味わいが違うので、いろいろ試してみましょう。

簡単な英語や日本語を話せるスタッフがいる店もあるので、試飲してからの購入をおすすめします。

安価に購入できるのも問屋ならではの魅力。
50gからの少量購入も可能なので、それぞれの産地のお茶を味わい尽くして、好みのお茶を見つけましょう。

各産地の茶葉にあった道具を揃えることもできるので、中国茶を美味しく味わいたい人にもオススメのところです。

営業時間は各店舗によって異なりますが、8時30分から20時営業のところが多いです。
たいていはクレジットカード使用可ですが、店によっては現金のみのところもあります。

中国人の一番の健康法といえば。
太極拳踊ったり、漢方や薬膳なども挙げられますが
なんといっても一番手軽な方法にも関わらず一番重要視するのは
「温かいものを飲む(食べる)こと」。

「冷えは万病のもと」と日本でもよく言いますが
こちらの人はまーそれはそれは冷えに敏感。
赤ちゃんが靴下を履いてないと知らんおばちゃんから注意受けますし、
夏でも常温のビールやコーラが出てくる店もあります。
(その割に真冬でもお店でドア開けっ放しとか空調かけないとかやめてほしいのだが…)

その最たるものが、中国茶。
日本で中国茶、というと、小さくてかわいいコップや茶器を使って～♪
お湯で洗い流して～♪という、かわいくて素敵だけど、ちょっとめんどくさい…
という印象をお持ちの方も多いかと思いますが、
普通の人はそんなことはせず(あれはあくまで茶道なので)
保温ポットや密封ポットに茶葉をガッと入れてお湯をジャーっと注ぐ！という
男前な方法で男女問わずお茶を取り入れているのです。

前置きが長くなりましたが…。
じゃあどこで買うの？何を買うの？という方にオススメなのが
このお茶の総合デパートともいうべき、天山茶城。

建物内は沢山の区画に分けられていて、そのすべてが
茶葉や茶道具など、お茶に関するお店。
6種に分けられる中国茶はもちろんの事、茶外茶と呼ばれる
棗やクコの実、それに甘酸っぱいフルーツティ。
更には茶器やお茶碗、急須などの茶道具など
お茶に関するものならほぼなんでも揃う場所。
そして、高いものももちろんあるものの、お茶の道具や茶器などは
5元ほどの安いものから取り扱っているのもここの魅力。

雰囲気的に入っていいのか迷うところですが、
勇気を出して飛び込んでみてくださいね！

具体的に私がいつも使っているのは
〇2060号室→茶道具やお茶碗など。低価格で一式揃うのが魅力。
〇2028号室→景徳鎮のお茶碗のお店。150元～プリントものもあるが絵付けのものも。
〇1006号室→茶葉。日本人がよくいくお店の一つ。手に入れやすい価格帯。
(4ケタ最小の数字が階数です。)

お茶は自分と味覚が合うか、が一番大切。
いくら効能を言われても、いくら高くて品質が良さそうでも、
味が合わなければ飲み続けることができません。
必ず、買う前に試飲をさせてもらってくださいね。
(気に入らなければ買わなくても大丈夫！)

個人的には日本人が飲みやすいのは春であれば緑茶。
そして、烏龍茶などの青茶。
特に、安溪鉄観音(アンシーティエグアンイン)は日本人受けしやすかったりします。

せっかく中国に遊びに来たなら、ぜひ一度、
中国茶の世界を体験してみてくださいね！

中国みやげと言えば、やっぱり外せないのが中国茶。
上海市内にも、安くて種類豊富なお茶が手に入る専門市場がいくつかあります。

市の中心部からも比較的行きやすいのは、「天山茶城」。
立派な入り口の門をくぐったら、そこはまさにお茶のパラダイス！
最寄りの地下鉄3・4号線延安西路駅からは、徒歩15分くらいです。

こちらの市場は、平日はもちろん休日も比較的人が少ないので、
ゆっくりとお買い物を楽しむことができます。
敷地内には建物が3棟ありますが、今回は1号楼を中心にご紹介します。

1階は、茶葉専門のお店が多いです。烏龍茶、ジャスミン茶、緑茶など
日本人にもなじみ深いお茶からちょっと珍しいものまで、充実のラインナップ。
気になるものを見つけたら、店員さんにお願いして試飲させてもらいましょう。
できればいくつか飲み比べてみた方が、好みのものを見つけやすいと思います。

ガイドのおすすめは「茶叶季節」というお店。
バリエーション豊富なフルーツティー（1袋50gで15元～）や工芸茶など、
女子好みのお茶を可愛いパッケージで購入することができます。
小分けサイズも用意されているので、おみやげ探しに困ることはありません！
日本語ペラペラの店長さんが、親切にいろいろ教えてくれるのも嬉しいところ。

2階は少し上級者向けという感じですが、茶器や小物を販売しているお店もちらほら。
価格交渉はあまりできませんが、業者価格なのでかなり安く買うことができます。
玉石混合のアイテムの中から、掘り出し物を見つけるのも楽しいかも。

3階は、かなりマニアックな骨董や書画のお店がほとんど。
入るのに勇気がいりそうですが、興味のある人は立ち寄ってみてくださいね。