Zhenchalin 臻茶林 ジェンチャリン

いまや上海の観光の人気エリアになっている、田子坊のなかにある中国茶の店です。

「田子坊」の門から入って210弄をまっすぐ行くと、左手に「成志坊」の路地があります。そこを入ってすぐ右側にお茶の店が2軒並んでいます。

緑や花に囲まれた店の手前が「無盡夏（むじんか）茶屋」で、奥が「臻茶林」。おもに単茶葉を扱う臻茶林とブレンド茶を扱う無盡夏茶屋、実はこの2店のオーナーは同じで、店の奥でつながっているのです。

緑が置かれた臻茶林の店内には、お茶や茶器がセンスよく並んでいます。店に入るとスタッフが「どうぞ」とおすすめのお茶を試飲させてくれます。店名の「臻」は、“上品、質のよい”などの意味で、オーナーがセレクトした「質がよく安心して飲める中国茶」を提供しています。

白茶や西湖緑茶（龍井）、茉莉（ジャスミン）茶、烏龍（ウーロン）茶、普洱（プーアール）茶など、時期でセレクトした約15種類の茶葉がそろっています。なかには2002年の「福鼎老白茶」25g120元など、熟成白茶も。茶葉には産地や生産年などの情報の説明書きが明記されているので、安心して購入できます。

おみやげに人気なのは、お湯を注ぐと花が開く「工芸花茶」。小分けにされたパッケージもかわいらしく、思わず手にとりたくなります。玫瑰普洱（ローズプーアール）は2個入りで10元。バラマキみやげにも便利ですね。

ブレンド茶のほうも次から次へ試飲させてくれます。キンモクセイとウーロン茶をブレンドした「桂花烏龍」や朝鮮人参をブレンドした「人参烏龍」、ライチを入れた「荔枝紅茶」などなど。フルーツのフレーバーティーは甘い香りで飲みやすく、女性に人気です。

いずれもスタッフは簡単な日本語が話せ、フレンドリー。気持ちのよい応対についつい長居してしまうほど。クレジットカードも利用できるので、自家用、おみやげ用と安心して購入できますよ。

地下鉄で向かう場合は、9号線の打浦橋駅から徒歩約5分です。