載っていないガイドブックを探すほうが難しいくらいだから、今更ここで紹介するまでもないだろう。
一方、聖地を訪問するかのような心持ちで訪れたのに期待した程でもなかった、という声も聞く。高すぎる価格、甘すぎるテイスト等。
そもそも100年も前にこのカクテルが生まれた背景を考えれば、このテイストが21世紀を生きるあなたのフィーリングに合わないのは当然のこととも言えるし、シンガポールスリングが飲みたいだけなら、今やそこら中のバーで飲むことができる。
それなのになぜこのロングバーなのか。
それはシンガポールの急速な近代化に答えがあるのかもしれない。
今やシンガポールと言えば、歴史を物語るムードは影をひそめ、近未来的な魅力を備えた巨大な建築物こそがそのシンボルとなった。
そんなシンガポールの発展を目にするたび、それとは対照的に歴史をさかのぼってゆくかのようなロングバーの存在は、ひそかに輝きを増してゆくのではないだろうか。
シンガポールへ来たなら一度は「かの有名なロングバーでシンガポールスリングを味わう」というのは、もはや儀式のようなもの。
そしてその体験について誰かと語り合うとき、否定的な意見にさえ、そこにはささやかな愛があることに気づくだろう。
どんなにシンガポールが発展しても、ロングバーは変わらずそこにあってほしい、という願いが込められているのかもしれない。
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▼予算
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シンガポールスリング S$31
※この10年で約50%も値上がりをしている!
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▼おさらい
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当時、マラヤからやってくるゴムやパームオイルのプランテーションオーナーが落ち合う場所として利用されていたLong bar。
1915年にRaffles SingaporeのこのLong barで生まれたカクテルが、Singapore sling。
女性が人前でお酒を嗜むことがタブーとされていた時代に、女性も楽しめるようにと考案されたと言われている。
現在では様々なタイプのスリングが飲めるようになっている。
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あなたの旅が驚きと感動に満ちたものでありますように
Long Bar (Raffles hotel) ロング バー(ラッフルズ ホテル)
ユカリ
(フリーランス)
シンガポールに来たなら、ロングバーでシンガポールスリングを
- 投稿日2017/02/07
- 更新日2018/11/23
2016/12訪問
おぢさん
(現地旅行会社経営)
シンガポールスリング発祥のバー。床は今でも・・・。
- 投稿日2014/05/30
- 更新日2020/09/02
シンガポールを代表するカクテル【シンガポールスリング】発祥の場所が、
ここロングバー。
伝統あるRAFFLES HOTELにあるのはご存知ですよね?
シンガポールスリングは、ジンをベースにした、ピンク色の可愛いカクテルで、
甘みもあり口当たりもよく、女性の方にも人気の飲み物です。
最初はアルコールをあまり感じられないのですが、だんだんアルコールが効いてきて
いいほろ酔い加減になります。
そして、ロングバーで有名なのが、【床】。
ここには、なんと、おつまみで出されるピーナツの殻が床にそのまま捨てられているのです。
「掃除のし忘れ?」いやいや、なんでも、ピーナツの殻から出る油が
床を綺麗に磨き上げる効果があるとかで、昔から変わらぬスタイルを貫いています。ですので、皆さんもピーナツの殻は床に「ポイポイ」してしまって下さい。
それだけでも、ロングバーに来たのだな・・・と実感できるものです
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ジャンルバー
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エリアマリーナベイ
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住所
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アクセスMRTシティ・ホール(City Hall)駅から徒歩5分
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電話番号+65-63371886
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営業時間[日-木]11:00-24:30, [金・土]11:00-25:30
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定休日無休
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予算30~50シンガポールドル
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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