アジア各都市の超高層ビル数ランキングで、東京は香港に次いで、第二位を誇っていると言う。
様々に工夫が凝らされた東京のレストランやバーのクオリティの高さも誰もが認めるところだろう。
しかし、そんな東京でも絶対に体験できないのが高層ビルのルーフトップバーだ。
最近ではバンコクでルーフトップバーが次々とオープンし話題になったが、シンガポールにも同様のコンセプトのレストランバーが存在する。
レベル33は、ルーフトップバーでありながら世界で最も高い場所にあるビールの醸造所であるというユニークな場所。
こういったコンセプトである以上、当然通りがかりに店の外から中の様子を伺う、といったことはできない。ゆえに地上階からエレベーターを一気に上がっていく束の間、降り立つ先に広がる空間に期待を膨らませることになる。
33階のエレベーターを降りるなり、そこには巨大な醸造タンクが並んでいた。体に残るふわふわとした感覚とは不釣り合いに、目の前にそびえるビールの醸造タンク。さらに奥に進むとシンガポールのベイエリアを一望できる絶景が目に飛び込んだ。
ビルの上に船が乗ったベイサンズ、小さく見えるマーライオン、蓮の花のようなアートサイエンスミュージアムに、ドリアンの形のエスプラネードシアター等、今やシンガポールを象徴する個性的な面々が眼下に広がる。
私が訪れた時、外のテーブルでクラフトビールを楽しんでいると、程なくして突然のスコールに見舞われた。皆慌てテラスの内側のカウンター席へ移る。そしてビールをゆっくり飲みながら、熱帯特有の激しい雨が正面に広がる見渡す限りの空を右から左へ移動してゆくのを会話もせずに眺めた。
おなじくらいの目の高さの場所で目まぐるしく変化してゆく空の色。
晴れた日や夜景の美しい夜は言うまでもなく最高の景色にちがいないが、雨のひとときにこんな場所で雨宿りをするのも悪くない。雨模様一つにも感じられる非日常こそ、旅の醍醐味なのだから。
こちらで醸造しているクラフトビールは飲み比べもできるとのこと。ビール好きならおすすめだ。また食事の評判もなかなかのようなので、ためしてみる価値がありそうだ。
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▼サタデーブランチブッフェ
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土曜日の11時半から午後3時半まで、ブッフェランチをやっている。ゆっくり食事をするなら土曜日の訪問がオススメ。サラダやパスタにデザートまで揃っている。ドリンクはクラフトビールに加えワインなども選べる。
-ワンドリンク付きS$58
-飲み放題ドリンク付き S$96
※曜日や季節によって様々な企画を実施しているのでホームページで確認してみよう。
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▼ここで醸造している5種類のクラフトビールの予算
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※オープンから夜8時まで
0.3 litre S$9.33
0.5 litre S$13.33
※夜8時以降
0.3 litre S$12.33
0.5 litre S$17.33
※各0.1リットルずつのテイスティングはS$23.33
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▼天気
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シンガポールの雨季は、11月から2月頃まで。雨季と言っても長々と降り続くような事はあまりないが、降り出したらものの一瞬で豪雨になることも。そんな予感を感じたら、まず携帯電話と貴重品をビニール袋にしまってから、雨宿りできる場所を探そう。
Level 33 Level 33
ユカリ
(フリーランス)
世界で最も高いところにあるクラフトビール醸造所
- 投稿日2017/05/24
2017/01訪問
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ジャンル多国籍料理 バー
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エリアマリーナベイ
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住所
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電話番号+65-6834-3133
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営業時間[月-水]11:30-24:00、[木・金・祝前日]11:30-26:00、[土]10:00-26:00、[日]12:00-24:00
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定休日無休
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予算31~45シンガポールドル
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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