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シンガポール グルメの現地クチコミ

現地のプロ(11人)詳細

Annalakshmi (Havelock Road) アナラクシュミ(ハヴロック ロード店)

ユカリ (フリーランス)

料理も支払いも好きなだけ。心のままに。南インドの本格ベジタリアンレストラン

  • インド料理がおいしい
  • 穴場

私のインドの友人によれば、シンガポールにはインド系が多いとはいえ、インド料理レストランの料理のレベルが必ずしも高いとはいえないようだ。ロカール向けに味が調整されていたり、物価の高いシンガポールでは良い食材が手に入らないことも一因だろうか。しかし、この店の9割のお客はインド人だと聞けば、いかに「Annalakshmi」が本格的なインド料理を提供しているか分かるだろう。

アナラクシュミは1986年に開店してから、世界中に店舗を持つようになった南インド料理店。そのコンセプトはユニークで、Temple of Fine Arts(非営利の芸術文化機関)の料理部門という位置付け。基本的にはブッフェスタイルで好きなものを自由に食べられる。そして支払いは寄付という形で済ませる。食事が終わったらレジに行って自由な金額を渡す。

店内は広く、祭壇があり、神聖なムードすら漂う。ほとんどのインド人はモスリムかヒンドゥー教徒でそれぞれ豚肉、牛肉が食べられないため、程度の差こそあれベジタリアンに近い食生活を送る方が多いと聞く。ここでの食事はそんな敬虔なインドの方たちの日常を垣間見るかのようだ。
多様な人種や文化が混ざり合うのがシンガポール。私はこれまでシンガポールのレストランやコミュニティセンターで、壁一枚隔てただけで、そこにいる人々の人種、言語、衣類に至るまでガラリと変化する様子を何度も目にした。そういった経験をするたびにシンガポールの懐の深さを感じる。このような異文化体験ができるのもシンガポール旅行の魅力の一つではないだろうか。

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▼どんな味
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例えば、一口にインドカレーと言ってもインドは広い国。地域により、気候や文化も違えばカレーの味ももちろん違う。この店のブッフェには、インド料理と聞いて想像するような辛さや強さを感じる料理はほとんどない。南インドはあっさりした優しい味の料理が主流の地方で、日本人にも馴染みやすい味。

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▼予算
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私が見ている限り一人S$10程度が平均的な支払いのよう。あとはあなたの気持ち次第。
10名以上の団体客には、最低支払い価格がある。事前に確認しよう。

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▼営業時間
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火曜日から日曜日までのランチとディナー、月曜日のランチに営業。
営業時間:
昼食:午前11時~午後3時
夕食:午後6時~午後10時

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▼ヒント
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店の入り口に立つと、自分が場違いなところに来てしまったのではないかと一瞬ひるむかもしれない。でもご安心を。ここはシンガポール。外国人を受け入れる度量の大きさはおそらく相手の方が上だ。そこにいる人々への敬意を忘れない限り、楽しい時間が過ごせるだろう。

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あなたの旅が驚きと感動に満ちたものでありますように

2016/08訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。