Trishaws トライショーツアー

人力自転車のトライショーと聞くと、日本人の方は京都や浅草など日本の観光地で見かける人力車のような
サービスを思い浮かべるのではないでしょうか。がっかりされないように、先にお伝えしておきたいのですが、
シンガポールのトライショーには残念ながら、日本の人力車のような優雅な風情は期待できません。

まずトライショーの運転手さん（というかペダルを漕ぐ人）は年配のおじさんが多くて、あまり英語も通じないし、
愛想もよくないです。Ｔシャツに短パンで、日本の人力車の俥夫にはイケメンが多いと聞いていますが、
シンガポールではめったにお見かけしません。

自転車といっても２人座れるシートを付けていますから、歩道は走れないので、車道を走ります。
ほかの車が時速５０キロくらいで走っている一般道路を、ノロノロと列をなして走るトライショーは、
はっきり言って交通渋滞のもと。以前は市場に買い出しに行く主婦や、幼稚園に通う園児なども
トライショーを使っていましたが、いまやトライショーは庶民の交通手段ではなく、観光サービスとして残っているものです。

それでもぜひ、という方は個人でチャーターしないでツアーに参加してみてください。ごちゃごちゃしたインド人街を
トライショーで通ると、シンガポールのエキゾティックな面もちょっぴり味わえるかもしれません。