フォトグラフィスカは、元は工場だった建物を再利用した写真美術館です。その外観をご覧になればお分かりいただけるかと思いますが、アート感にあふれ、特に秋から冬にかけては、季節の移り変わりにしっくりとマッチする独特の雰囲気をかもし出しています。
館内のスペースは非常に広く、展示物の量も多いので、すべての作品をくまなく見学したいなら午前中に入館するほうがいいでしょう。夕方から夜間の時間帯は比較的空いているため、鑑賞したい作品を決めて、ゆっくり鑑賞するのには夜間が向いています。
美術館というと、作品を目立たせるために壁は白く、シンプルに徹した内装が一般的ですが、この美術館は、照明を含むインテリアにも非常にこだわりが見られます。どこを見渡してもおしゃれなインテリアは、床、階段、そしてトイレにも北欧デザインならではの美しさです。また、館内に流れる音楽も展示作品に合わせて選曲されていて、美術作品が「主役」であることを実感させてくれますよ。
この美術館では年間を通じ、常時3人(あるいは3グループ)の写真家による作品展が開催されています。世界的に著名な写真家の作品展が開催されるとなると、当日のチケットが売り切れになることもあります。そこで、チケットの前売りを美術館のサイト経由で購入するのが最適…といいたいところなのですが、公式サイトからは大人用チケットしか購入できないため、ご注意ください。
チケットの値段は12歳までの子供は無料。大人1人が165スウェーデン・クローナで、この大人用のチケットは、美術館のサイトで購入できます。
中学生~大学生、もしくは60歳以上のシニアは135スウェーデン・クローナですが、この学生用チケットと、シニア用チケットは、サイトでは購入できませんので当日になって美術館で購入する必要があります。
なお、当日のチケットや、お土産品を美術館で購入する場合、館内では大手各種クレジットカードやデビッドカードしか利用できないのでご注意ください(2019年8月末現在)。
写真の鑑賞後は、最上階のレストランを体験してみてはいかがでしょうか。こちらも、こだわりのインテリアと、創作北欧料理が自慢です。アート感覚あふれる、盛り付け方にこだわったおしゃれな料理が提供されています。こちらでも支払いはカードのみの利用となります。
なお、レストランの従業員も、美術館員も、みな英語での対応が可能です。
Fotografiska フォトグラフィスカ(写真美術館)
カオル イナバ
(フリーライター)
工場をリノベーション!広大なスペースをうまく活用した写真美術館
- 投稿日2019/12/02
- 更新日2019/12/23
2019/08訪問
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ジャンル美術館・ギャラリー 文化財・歴史的建造物
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エリアストックホルム
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住所
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アクセスHenriksdal stationから474番バスに乗車しLondonviaduktenで下車し徒歩約12分
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電話番号+46-8-50900500
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営業時間10:00-23:00
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定休日夏至前日
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予算入館料(大人) 179~219クローナ
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。