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ストックホルム (スウェーデン) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

Opera House (Operan) 王立オペラ劇場

カオル イナバ (フリーライター)

オペラ鑑賞のみならず、外観と内装そのものもゴージャスで一見の価値あり

  • エンターテインメントおすすめ
  • 定番人気

王立オペラ劇場は、首都ストックホルムのノルマルム地区の南岸、ガムラ・スタンに向き合った場所にあります。オペラや歌劇を上演する場所として、ヨーロッパでは最も名高いオペラハウスです。

このオペラハウスは、国王グスタフ3世によって設立され、最初の公演は、1773年1月18日に行われました。劇場の建築形式には、バロック様式がふんだんに使用されており、豪華絢爛そのもの。これは、北欧の長い冬の間、大した娯楽もなく、暗く陰鬱な日々をじっと耐えて過ごさねばならない民間人のために、しばしの夢を与える効果があったのではないか、といわれています。

スウェ―デンのこの地は、地理的にも近い当時のロシア・ロマノフ王朝によって、著名なバレエ・ダンサーや有名歌手らがこの場に呼ばれ、大いに才能を発揮し、スウェ―デンの人たちから絶賛を浴びていたそうです。現在は、毎年10月から翌年5月までの期間中に、世界各国から著名なバレエ舞踏家や、オペラ歌手が招かれ、公演が行われています。

旅程との都合で、観劇そのものが不可能ということもあるかと思います。そんなときは、美しいオペラハウスの内部を見学するだけでも、いい思い出作りになるでしょう。そのために、ガイドをぜひホームページから予約してください。もしくは、宿泊ホテルのフロントでも、予約を入れてくれることがありますので、尋ねてみてください。年間通じて、毎週土曜日には、専門ガイドによる場内ツアー(英語)が13:00~14:30頃まで行われます。ガイドは4人以上から予約することができ、値段はガイドをぜひ予約してください。です。なお、夏期(6~8月)は、専門ガイドによる場内ツアーは毎日行われています。
https://www.operan.se/en/repertoire/guided-tour-in-english/

この劇場の座席数は1,300席で、ごく一般的な音楽用ホールと比較すれば席は少なめです。観劇する予定がある方は、センター(中央)の席を事前に予約するといいでしょう。舞台のほぼ全域が視界に入ってきます。

この劇場には、面白い特徴があります。それは、舞台の床が後方にむかって、ゆるやかに高くなっていること。つまり、舞台前方は低く、後方へ向かって徐々に高くなっているため、観客の側からは、舞台全体がよく見渡せるよう配慮がなされています。

劇場内には、著名バレエダンサーの衣装や画像なども飾られており、一見の価値ありですよ!なお、観劇料に関しては、予約する席によって値段が細かく分かれていますので、サイトで確認してください(ネットでの予約購入の場合で110~1,590スウェーデンクローナ)。

王立オペラ劇場へのアクセスは、ストックホルム中央駅からバス53番、62番、65番で、 Gustav Adolfs torgバス停下車。劇場の建物が見えるので、そこまで徒歩約5分です。

2019/08訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。