Tetsuya’s Restaurant テツヤズ

1989年にレストランをオープン、1992年にSMH（シドニー大手新聞）のGood Food Guideで３シェフズ・ハットを受賞して以来今まで毎年内外各種賞を受賞し続けています。2013年には日本政府からMaster of Cuisine Awardが送られました。またTetsuya Wakudaはホテルとレストランの世界的権威ルレ・エ・シャトーのグランシェフの１人です（世界に161名、オーストラリアでは2名）。シンガポールのMarina Bay Sandsに支店Waku Ghinを出しています。

場所はCBDの真ん中、タウンホールとダーリングハーバーの間の便利な所ですが敷地が広く日本庭園もあり建物の中は別世界で静かです。1つのテーブルは1晩につき1組という感じで、スタッフは一般の人もVIPなみの対応をしてくれます。隣のテーブルは政治家かセレブな人達かもしれませんよ。

完全予約制。アラカルトはなく10コースメニューGST（税金）込で１人約220ドルが基本です。子供料金はありませんがベジタリアンなど食事に制限のある方は予約時に伝えれば対応してくれます。ワインのセレクションも充実しています。グラスワインもありますが、ワイン好きの方は食事に合わせてワインがでるコースがお得でしょう（別途１人105ドルから）。

シグニチャーディッシュはもちろんオーシャントラウトのコンフィー。TETSUYA’Sのこのメニューはオーストラリアでの魚料理のイメージを変えたといっても過言ではないでしょう。季節により素材は変わりますが、前菜3皿、シーフードや肉類が4皿、デザート系が3皿でどれも新鮮で厳選された材料でフレンチのソースのテクニックや日本料理のエッセンスをフュージョンさせた繊細で上品なコースです。ワサビなど日本から特注で仕入れているとお聞きしました。

季節によってはなかなか予約がとれないこともあります。シドニーサイダー（シドニー住人）たちにとっても憧れの場所ではあっても実際には行ったことがない人が多い敷居の高いレストランです。もしシドニー滞在中に予約に空きがあれば、是非奮発してルレ・エ・シャトー・グランシェフの料理を体験し至福の時間を味わって下さい。