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現地のプロ(10人)詳細

Feng Tea 奉茶 フォンチャー

トルヨコ (ガイドブック編集人)

思わず手に取るパッケージ。台南で茶葉を買うならココ!

  • 台湾料理がおいしい
  • ガイドの超イチオシ!
  • 定番人気

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「奉茶」は、台南を代表する茶館です。1階がドリンクスタンドと茶葉を販売する店舗、2階が茶館で、お茶や食事ができます。奉茶は、「林百貨」にドリンクスタンド、「呉園」の十八卯茶屋に茶館を出店しています。ここで紹介する店が本店になります。

店主の葉東秦さんは茶人であり詩人でもあります。2009年、NHK番組「鶴瓶の家族に乾杯 海外スペシャルin台湾」に登場しました。撮影の時、あいにくお母様の葬儀と重なってしまい故郷の澎湖島に帰っていましたが、撮影のためにわざわざ台南に戻ってきくれたというエピソードをご存知の方もいるかもしれません。

奉茶の入っている建物は1950年代に建てられました。貿易会社の事務所、ギャラリーなどを経て、1989年、葉さんの手で、茶館に生まれ変わりました。アーケードのある歩道に面してドリンクスタンドがあり、アーケードに置かれたイスやテーブルでお茶ができます。歩道と車道の間には可動式のスクリーンまであるのですが、このスクリーン下部の木彫りの花窓に「茶」の字が透かし彫りになっていて、こだわりを感じます。ティースタンドの隣には独立した店舗として茶葉の店が作られていて、茶葉購入が目的なら直接店に入ります。

2階の茶館にはドリンクスタンド脇の階段を上ります。木を生かして改装された店内は、山小屋風のナチュラル感があります。梁や電灯のペンダントなどに円や曲線が多く見られるのは、茶人である葉さんが中国茶の世界観から円を取り入れたからだそうです。

実際のところ、2階の雰囲気はカフェやレストランに近いものがあります。火鍋をはじめ、本格的な食事メニューがたくさんそろっています。メニューはほとんどが套餐(タオツァン)と呼ばれる定食スタイルのセットメニューで味も量も申し分ありません。

私のおすすめは、鳳梨苦瓜雞鍋(フォンリークーグアジーグオ、パイナップルとニガウリ入り鶏肉鍋)/360元、清蒸檸檬鱸魚(チンジョンニンモンルーユー、スズキの蒸し焼きレモン風味)/390元。鳳梨苦瓜雞鍋は苦瓜(ニガウリ)と鶏肉の鍋で、スープに鳳梨(パイナップル)が入っています。甘みと酸味が加わって、南国の味!また清蒸檸檬鱸魚は、白身のさっぱりした味で蒸し焼きのレモン風味。豚肉や青菜炒めなどの小鉢も付いてきます。

お茶よりも食事を目的に来店する若いお客さんが多いので、かなりにぎやかです。

静かなところでゆっくりお茶を飲みたいというのであれば、徒歩で5分くらいの所にあり、同じ奉茶が経営する呉園内の茶館、十八卯茶屋をおすすめします。こちらはお茶メニューだけなので、日本統治時代の料亭を再建した建物で静かに過ごすことができます。

奉茶本店のいちばんの特徴は、独立した茶葉の店舗が併設されていることです。台南で台湾茶を買うなら、ここがおすすめです。奉茶の茶葉のパッケージには台南をモチーフにしたカラー木版画の絵柄が使われていて、カラフルかつ素朴な味わいがあります。代表的な台湾茶がほとんどそろっていて、品質もよいので安心して購入できます。小さめな包装で値段も手頃なので、おみやげとしても最適です。

奉茶の場所は、孔子廟から徒歩3分ぐらい、赤嵌樓から徒歩15分ぐらい、台鉄台南駅からだと徒歩20分ぐらいです。湯徳章紀念公園が中央にある大きな円環(ロータリー)が目標で、この円環からよく見える「原台南測候所(日本統治時代に建てられた気象台)」の向かいにあります。台鉄台南駅から歩く場合は、中正路をまっすぐ進んで円環まで進み、ここから戻るようにして公園路に入るか、成功路をしばらく歩き、左折して公園路に入るのがわかりやすいルートです。

2017/04訪問
  • ジャンル
    カフェ
  • エリア
    中西区
  • 住所
  • アクセス
    孔子廟から徒歩約3分、赤嵌樓から徒歩約15分、台南駅から徒歩約20分
  • 電話番号
    +886-6-2233115
  • 営業時間
    10:00-23:00
  • 定休日
    無休
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。