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台南 (台湾) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(10人)詳細

Taicheng shuiguo dian 泰成水果店 タイチェンスェイグオディエン

トルヨコ (ガイドブック編集人)

見た目も味もゴージャス。ハーフのメロンに旬の果物やフルーツシャーベットをトッピング

  • フルーツがおいしい
  • ガイドの超イチオシ!
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

今、台南でいちばんホットなストリート、正興街にある昔ながらの果物店です。海安路から正興街に入ると約50m先の左側です。向かい側に人気のアイスクリーム店、蜷尾家があり、道の両側にいつも人だかりができています。店ではカットフルーツやフルーツデザートを食べることができます。というより、その場で食べるための店で、ここで果物を買って帰る客は見たことがありません。

泰成水果店は1935年の創業の老舗果物店で、台湾のガイドブックやブログなどでは「伝統的で昔ながらの果物かき氷店」と形容されています。店頭で旬の一番おいしい果物をその場でカットしてもらったり、かき氷にトッピングして食べるのが、まだ家庭に冷蔵庫などがなかった時代から続く、台南果物店の伝統のようです。

店頭にはおいしそうな果物が無造作に陳列され、店の真ん中には大きなまな板が置かれ、店の主人がどんどんフルーツをカットしていきます。狭い店内にはイートインのテーブルとイスが狭い空間を埋めるように置かれ、いくつかは路上にもはみ出しています。当然エアコンなどもありませんが、夏ともなると順番待ちの列が途切れません。ともかく、頑張って席を取らないと、せっかくの果物にありつけません。でも、暑い台南の夏に屋外で食べるフルーツかき氷のおいしさは格別です。

まずテーブルで席を取ってから、注文に行きます。そのとき、テーブル番号を伝えると、運んできてくれます。注文は写真付きのメニューがあるので指差しで注文できますが、いくつか漢字を覚えておくと、組み合わせで大体の見当がつきます。

この店のダントツの一番人気が「瓜瓜盅(グアグアジョン)」「瓜瓜冰(グアグアビン)」です。これは、哈密瓜(メロン)を半分にカットしてボウルのようにし、果物やかき氷などをトッピングした、見た目もサイズも豪華なメニューです。半分にカットしたメロンは、真ん中の種の部分を取って、そこにかき氷やシャーベットが入っています。季節によって、その上にのせる果物が芒果(マンゴー)や草苺(イチゴ)に変わります。フレッシュフルーツがないときは、フルーツシャーベットのせになります。刨冰はかき氷、冰沙はシャーベット、義式冰淇淋(イタリア式アイスクリーム)の意味です。料金は、一番人気のメロンハーフカットに、果物、シャーベットのトッピングの組み合わせの「瓜瓜冰」の系列が220元。

私には一人では食べきれない量なので、連れとシェアすることになります。でもシャーベットが甘すぎるということがなく、メロンの果肉と交互に食べていると、意外と食べられる、という人もいます!何人かで連れだって、瓜瓜盅の系統とカットフルーツの両方を注文するのがベストです。

「水果拼盤」はカットフルーツの盛り合わせで、「総合水果拼盤(ゾンホーシュエイグオピンパン)」を注文すると店頭にある果物からおいしそうなものを選んでカットしてくれます。あれ、これと食べたい果物をこちらから希望することもできます。その時に完熟したものを食べさせてくれるので、店頭にはあってもこれはまだ熟していないからダメ、と言って断られてしまうこともあります。

午後開店ですが、夜遅くまで営業しているので、季節を問わず、ぜひトライしてほしいお店です。

営業時間は基本は14:30~22:30ですが、土・日曜は13:30からオープンです。
定休日は基本が毎週木曜日(星期四)で、店のFacebook(@Tai.cheng.fruit.shop)に毎月の休業日が告知されています。
カードは使えません。

2017/03訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。