安平樹屋は元は德記洋行の倉庫として使われ、19世紀末に大日本塩業株式会社の倉庫として使用され、日本人によって増築された建物です。
戦争後に倉庫が廃墟となり、榕樹が建物を覆い、独特の神秘的な外観がなにやら探検めいた気分になるところで、若者のインスタスポットにもなっています。
德記洋行は1845年にイギリス人によって設立された東インド会社所属の会社です。德記洋行ではその当時のイギリスの面影を感じることができます。
いろいろな展示物は歴史を知る手がかりとなり興味深い場所です。
チケット発売所から入るとすぐに書家朱玖瑩故居の建物、その左横に德記洋行。この2つとも無料で見学できます。
その左手にはお土産ショップ。德記洋行の後ろに安平樹屋があります。
倉庫の壁を榕樹が伝い、木々の連なりが、かつての倉庫である安平樹屋を神秘的な場所へ変えています。
奥には池もあり、水車、歩道もあります。意外に奥まであるのでじっくりと見学できそうです。
観光で疲れたら、書家朱玖瑩故居の後ろにコーヒーショップもあります。
お土産ショップでは台湾色のあるお土産などさまざまなものがあり、買い物してもいいし、アイスクリームなど食べてちょっとした休憩にもちょうどいいです。
ここ1カ所で見学できるものがいくつかあるので観光の効率もいいですね。
ゆっくり施設内をめぐり休憩するのであれば、2時間くらいあるといいと思います。
アクセスは台南駅より2番、77番、99番のバスに乗って德記洋行、安平樹屋で下車、徒歩2分。タクシーで15~35分。
入場料50元。
Anping Tree House 安平樹屋(徳記洋行) アンピンシュウー
歴史と探検の台南穴場スポット安平樹屋
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- 更新日2018/07/13
ガジュマルに侵食された廃墟感が人気の「安平樹屋」
- 投稿日2018/07/10
- 更新日2018/07/13
安平樹屋は安平区に来たらぜひとも訪れて欲しい観光スポットで、中に入ると徳紀洋行や朱玖瑩旧居を見学することができます。
入場料は50元(大人)、25元(6歳以下、65歳以上、学生※身分証提示)になります。
安平樹屋に行くには、台湾鉄道台南駅からタクシーかバスが主な交通手段になります。タクシーを利用する場合約20分、バスを利用する場合、2番、88番、99番に乗り、安平古堡(安北路)下車。徒歩でおよそ5分ほどで着きます。
入ってすぐ突き当たりにある「朱玖瑩故居」では、書道家の朱玖瑩氏の作品や年表を見学したり、お土産を購入することができます。
1階では水で書く習字が体験できるので、ぜひ挑戦してみてください。
朱玖瑩記念館の次に見ていただきたいのは、白い洋風の建物「徳記洋行」です。
徳記洋行は1867年にイギリス商人により設立されました。
徳記洋行設立の2年前の1865年に安平が開港され、外国商人が次々とこの地に外国商社を設立しました。
外国の商人が台湾で開設した商社は「洋行」と呼ばれていたそうです。
徳記洋行は、日本統治時代に塩業会社として使用され、戦後は台南塩場事務庁舎になりました。
1979年に台南市により改修され蝋人形館になり、現在に至ります。
2階建ての館内には、安平の歴史や生活の様子を再現した模型や資料、当時使用されていたと思われる、アンティーク家具などが展示されていました。
順路に従って見学すると、徳記洋行の後方に「安平樹屋」があります。
安平樹屋は徳記洋行の設立の際、倉庫として利用されていました。
その後日本統治時代、台湾光復を経て台塩の事務局が移転すると、倉庫は荒れ果て、建物はガジュマルに侵食されていきました。
荒れ放題だった安平樹屋は2001年に整備され、建物内を見学できるようになりました。
現在は階段もでき、2階から屋根を覆う様子も見ることができます。
近くにカフェもあるので、暑い日など休憩するのにぴったりですよ!
所要時間については個人差があるかと思いますが、1時間から2時間あればほとんど見て回れると思います。
歩いて5分ほどの場所に安平古堡(旧ゼーランディア城)や安平老街などもあるので、台南に来たらぜひ行っていただきたいスポットです。
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ジャンル文化財・歴史的建造物
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エリア安平
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住所
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アクセス台湾高速鉄道 台南駅から車で約20分
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電話番号+886-6-3913901
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営業時間8:30-17:30
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定休日無休
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予算入場料(一般) 70台湾ドル
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公式サイト
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