Wat Plai Laem ワット・プラーイ・レーム

サムイ空港から、車で約10分。ワット プライレームは、ビッグブッダ寺院にほど近い、プライレームエリアにあるお寺。

境内には大きな池があり、その池の中央には厳かな彫刻で飾られた本堂、右手には高さ約20ｍの巨大な千手観音像、左手にもほぼ同じ高さの大きな布袋象が、まるで池に浮かんでいるように配置され、遠目から見ると、それぞれが水面に映り込んで、なかなか見応えのある景観を作り出しています。

それぞれの島？には、趣きのある装飾が施された橋を渡って行くことができ、間近でお参りや写真撮影をすることができます。（靴をぬぐのを忘れずに！）

千手観音像は、仏教の信仰対象であると同時に、ヒンズー教の3最高神の1柱「シヴァ神」であるとも言われ、18本の手にはいろいろな道具を持ち、台座は巨大な龍に巻かれていて、かなり見事です。布袋像は、なんといってもその見事なお腹と、大きな耳たぶ、そして名前の由来にもなっている布袋（何が入っているのかちょっと気になります。）が、強調され、千手観音に負けない存在感です。

巨大な2体の像もさることながら、真ん中の本堂の施された、きらびやかな彫刻や飾り付けは、本当に見事です。更に本堂の中には、ブッダの生涯を描いた極彩色の天井画が一面に描かれ、しばし上を向いたまま、見とれてしまうほどです。

池には沢山の魚（ナマズなど）が、境内にはたくさんの鳩がいて、餌を買って（お布施をして）与えることで、徳を積むことができます。餌に飛びつくナマズの勢いには、かなり驚かされます。

ビッグブッダ寺の前の道(4171号)を車で2分ほど北東(チョンモン方向)に向かったところで見える、大きな千手観音像が目印になるカラフルな寺院です。晴れた午後に行くと青空をバックにきれいな写真が撮れます。

100年以上昔からあり、地元の人の信仰も厚い寺院で、この10年ほどでどんどんきらびやかになってきて、ビッグブッダに次ぐ観光名所になりました。

チャイニーズタイ様式の寺院の見所は池の中に作られた大きな千手観音、本堂そして、高さ30メートル程の布袋さん。見上げる高さの千手観音は圧巻、とびっきりの笑顔のカラフルな布袋さんとその四方に祭られたヒンドゥーの神々を見れば、嫌な事も吹っ飛びそうです。

キラキラな本堂は池の中央にあり、蓮の花の上に建てられています。中の壁四方には仏陀の神話が描かれた美しい壁画があり、天井と共に必見です。

小さい見所としては、ブッダフットプリントと呼ばれる、仏陀の足型、スリランカから送られたというサラの木もあります。

さらにこのお寺は子供と訪問しても楽しめます！本堂などがある池には徳を積むために淡水魚や亀を放すので、魚が沢山。10バーツで魚のえさを販売していて、あげることができます。その魚の集まり方といったら！というほど集まり、ナマズの大群がひげをわさわささせたり、大人も笑っちゃうほどなのです。

寺院内にはカフェができ、小学校もあり、現地の学校を垣間見れます。タクシーが捕まえにくいので、待っていてもらったほうが良いです。のんびり見てまわって20分程です。