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ウィーン (オーストリア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Hohensalzburg Castle ホーエンザルツブルク城

バレンタ 愛 (旅行会社勤務、フリーフォトライター)

ザルツブルクのシンボル!ここからの景色も必見!

  • 観光おすすめ
  • ガイドの超イチオシ!
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ザルツブルクの観光スポットで最も人気ともいえる、このホーエンザルツブルク城。メンヒスベルクの丘の上にあり、街のどこからも見える街のシンボル的な存在です。

ザルツブルク城塞は1077年に建設を始め、その後幾度もの増築を繰り返し、17世紀頃に今の姿になりました。メンヒスベルクの丘の上にあり一度も陥落したことがないという城壁は、今では博物館になり内部も見学することが出来ます。

お勧めはガイドツアーで巡ることが出来る城壁内部。オーディオガイドを聞きながら回るのですが、ツアーガイドと一緒にグループで行動します。ツアー開始時に希望の言語を聞かれるので「ジャパニーズ、プリーズ(日本語でお願いします)」というと設定して渡してくれます。

建設当時から移り変わっていく城壁の様子と、それぞれの時代の大司教たちの説明はとても興味深く、城壁の移り変わりの様子がよく分かります。当時の生活の様子などの他に、一番高い所にある見張り台からの360度のザルツブルクの絶景も楽しむことが出来ますよ。所要時間は約40分です。

他にも城壁博物館や、ライナー博物館、マリオネットミュージアムなどもチケットに含まれているので、時間のある方はゆっくりと時間をかけて回ってみるのもいいですね。

敷地内にはレストランやカフェもあり、ステキな景色を楽しみながらのお食事や休憩をすることも出来ます。中庭ではコンサートやクリスマスマーケットなど、年間を通して様々なイベントが開催されていますので、イベント情報なども併せてチェックしてみることをお勧めします。

開館時間は10~4月9:30~17:00、5~9月8:30~20:00(イースターとクリスマスの週末は18:00まで、12月24日は14:00まで)です。チケットは大人12.9ユーロ、6~14歳の子供は7.4ユーロで、料金には城塞までの往復ケーブルカー、オーディオガイド付きのガイドツアー、城塞博物館などの入場も含まれています。

11時までに行くと大司教たちが住んでいたState roomにも無料で入場することが出来ます。また、オンラインでチケットを購入するとチケット売り場に並ばなくて済むほか、オンライン割引も適用されるのでお勧めです。

バス25・27・28などでSalzburg Mozartsteg (Rudolfskai)、もしくはRathausから徒歩約7分で城塞まで登るケーブルカーFestungsbahn乗り場に到着、そこからケーブルカーに乗ってすぐのアクセスです。

ケーブルカーは10分毎に運行しています。歩いて登るとかなりキツイのと時間もかかるので、ケーブルカーの利用をお勧めしますが、時間に余裕がある方は帰りにゆっくり歩いて降りてくるのもいいかもしれません。

博物館スタッフはドイツ語のほか、英語でも対応可能です。

2019/12訪問
伊藤 雅雄 (フリージャーナリスト)

ザルツブルグの丘の上にそびえる難攻不落の要塞。千年以上もの間、街を見つめ続けて来ました。

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街のどこからでも見えるこの城塞は、メンヒスベルクという丘陵にあります。建設が始まったのは1077年です。

この街は古くから岩塩の交易で栄えていて、大司教による統治がされていました。
時の大司教だったゲープハルトは、神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世と教皇グレゴリウス7世との間に起きた、
叙任権闘争に巻き込まれ、教皇側につきました。
ハインリヒ4世は教皇と和解(これを「カノッサの屈辱」といいます)したのですが、
ゲープハルトはハインリヒ4世の報復を恐れ、造ったのがこのホーエンザルツブルグ城塞です。

以来代々の大司教が増築を重ね、今のような形になったのは1681年のこと、
大司教の住居、兵舎、牢獄と様々な使われ方をして来ました。

山の上まではケーブルカーが便利です。
山頂までわずか1分ほど、途中の景色を楽しみながら、あっという間に城塞まで到着します。
ガイドツアーの所要時間は30分ほど、イヤホンガイドで日本語の解説を聞きながら歩きます。

初めの部屋では城塞の建設に関わった歴代の大司教の肖像画が飾られていて、
増築され、変わっていく城塞の様子が模型でわかりやすく展示されています。

ツアーの最後、塩蔵だった場所の上にある展望台からの眺めは最高です。
ザルツブルグの街はもちろん、お天気が良ければ、遠くアルプスの山々が見えることもあります。

敷地内のある城塞博物館とライナー博物館は自由に歩くことができます。
当時の豪華な大司教の居室や、一度も外敵に占領されることなく中世ヨーロッパの建造物として完璧に残っている
城内をじっくり味わって見てくださいね。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。