数多くの美術館・博物館があるウィーンですが、その中でも有数のコレクションを誇るレオポルド美術館。10個ほどの美術館やイベントホールなどが集まる複合美術館施設MQ(ミュージアムクォーター)の一角にあり、多くの観光客や地元の人を魅了しています。
年間を通して様々な展示や企画が開催されていますが、レオポルド美術館を代表する展示は40以上の絵画と188の紙に描かれたエゴン・シーレの作品と、「Vienna 1900」と題されたコレクションでグスタフ・クリムトなど1900年頃の作品を集めたものです。エゴン・シーレ、グスタフ・クリムトともオーストリアを代表する世界的な画家でこの美術館にも世界中から2人のファンが集まっています。
その他にも1900年頃の家具を集めたWiener Werkstätte のコレクションやアール・ヌーボーコレクション、グラフィックやその他外国から集めたコレクションまで幅広い展示を楽しむ事が出来ます。
料金は大人14ユーロ、28歳以下の学生や60歳以上のシニアなどは写真付きIDの提示で割引料金の設定があります。また7歳以下の子供はID提示で無料になり、お得なファミリーチケットなどもあります。その他、美術史美術館やMAK美術館などはお得なセットチケットもあり。観光に便利なVienna City Card の提示でも2ユーロの割引になるのでお持ちの方は提示してくださいね。
館内ではオーディオガイドの貸し出しもあり、ドイツ語、英語、イタリア語、スペイン語、フランス語での解説を聞きながら館内を回る事が出来ます。オーディオガイドの貸し出しには写真付きIDのデポジットが必要で1台4ユーロです。
美術館にはショップやカフェも併設。それらは美術館に入場しなくても利用する事が出来ます。美術館のあるMQは真ん中が広場になっていて、車の行き来がなくとても穏やか。夏には広場にカフェのテラス席が設置され、大勢の人で賑わっています。クリスマスシーズンにはクリスマスマーケットが設置されるほか、年間を通して様々なイベントも開催されているので、美術館観光ついでに色々と楽しめる所となっています。
館内は広いので全体を見て回りたい方は2時間ほど見ておいた方がいいでしょう。館内にはコートや大きな荷物を預けられるクロークもあり。入り口は階段ですが、階段の後ろ側にはエレベーターもあります。
クリスマスイブ12月24日以外の祝日は新年でもイースターでも開いていて、最終入場は閉館時間の30分前です。毎年9月~翌年5月までの火曜日は閉館日となります。ほとんどの祝日も開いているので観光客にはとても嬉しい美術館ですが、やはり特別イベントなどで営業状況が変わる場合もあるので行く前にHPなどで確認していく事をお勧めします。
アクセス:地下鉄U2のMuseumsquartier、U2,3のVolkstheatherより徒歩3分。トラム1,2利用でBurgring、Dr-Karl-Renner-Ringより徒歩5分
Leopold Museum レオポルド美術館
バレンタ 愛
(旅行会社勤務、フリーフォトライター)
クリムトやエゴン・シーレの作品が多数展示!のレオポルト美術館
- 投稿日2017/11/24
- 更新日2020/09/02
2016/08訪問
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリア7区 ノイバウ
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住所
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アクセス地下鉄U2線 Museumsquartier駅から徒歩約3分
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電話番号+43-1-525700
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営業時間[水-月]10:00-18:00
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定休日火曜日
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予算入館料(一般) 17ユーロ
(65歳以上) 14ユーロ
(26歳未満) 14ユーロ
(19歳未満) 2.5ユーロ -
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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