インターラーケンはトゥーン湖とブリエンツ湖の間に挟まれた土地にあります。
そのため、インターラーケンに向かう場合、
列車でもバスでも、必ずどちらかの湖沿いを走ることになります。
ベルン方面からインターラーケンに向かう場合は、
トゥーン湖、ルツェルン方面からブリエンツ湖沿いを進みますが、
湖上遊覧を楽しみながら、移動と観光を兼ねてみてはいかがでしょうか?
ルツェルンから列車でインターラーケンに向かう場合、
木彫りとSLで有名な村、ブリエンツで下車。
町の散策やショピング、ロートホルン観光を楽しんだ後、
湖船に乗ってインターラーケンを目指しましょう。
時間帯によっては船上でランチをとることもできます。
スイスの湖の多くは、絵の具を混ぜたような見事なエメラルドグリーンですが、
ブリエンツ湖は特に美しい緑に輝きます。
これは氷河によって削られ、川で運ばれた岩の微粒子のおかげです。
岩の微粒子は、赤や黄色の光線はそのまま通しますが、
青から緑の色は散乱されせるため、湖は美しい色に染まります。
ブリエンツを出発した船は、ギースバッハやイゼルトヴァルトなど、
対岸の停泊地を結びながら進みます。
インターラーケン・オストまで1時間余り。
甲板に出れば、アルプスからの風が心地良く吹き渡り、
電車とは違う快適さを味わうことができます。
一昨年、スイス各地へ知人を案内したのですが、この湖上遊覧はとても喜んでいました。
ブリエンツからインターラーケンまでは、2等片道で25.50スイスフラン(約3,300円)。
スイストラベルパスが有効なので、持っていれば追加料金なしで乗船できます。
ただし雨の日はおすすめできないので、
天気が良ければ船、悪ければ列車で早目にインターラーケンに移動と
臨機応変に予定を組むのがおすすめです。
Brienz Lake Cruise ブリエンツ湖クルーズ
エメラルドグリーンに染まるブリエンツ湖で湖上遊覧を!
- 投稿日2015/03/23
- 更新日2024/03/26
不思議な色の水をたたえる湖
- 投稿日2015/03/23
ブリエンツ湖(Brienzersee/ブリエンツァーゼー)はインターラーケンの東側にある横長の湖。
(ちなみに「インターラーケン」という街の名前はトゥーン湖とブリエンツ湖の間という意味)
氷河から溶けでた水が流れこむことによって石灰分を多く含んでいるため、色が青と白と緑の絵の具を混ぜたような不思議な色をしています。
隣のトゥーン湖とは運河で繋がっていて、その後アーレ川としてベルン方面に流れ、最終的にはライン川に合流しています。
BLS(旧ベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道、2006年にBLS社に改称)のクルーズ湖船もあり、インターラーケン・オストからニーデルリート、イゼルトヴァルト、オーバーリート、ギースバッハなど北側と南側をジグザグに寄港しながらブリエンツまで運行されていて、朝の便では朝食、昼の便ではランチをとることができます。(春〜秋のみの運行)
Photo by Rubén GoBo
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ジャンル河川・湖・沼
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エリアインターラーケン
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住所
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アクセスインターラーケン空港から車で約15分
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公式サイト
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