フマユーン廟

インドのデリーにあるフマユーン廟は、ムガル帝国の2代目皇帝フマユーンの霊廟。イスラムとインドの建築様式が融合したムガル様式の原点となった建築物で、1993年に世界遺産に登録されました。

皇帝の妃ハージ・ベーガムによって指示され、妃の故郷であるペルシャの建築家によって建造されました。ドーム屋根がある塔を中心にシンメトリーに造られたデザインと、赤い砂岩と白い大理石を組み合わせた華やかな幾何学模様が特徴。庭園を格子状に区切って水路を巡らせた、チャハル・バーグ（四分庭園）も見どころです。霊廟、庭園ともに従来のインドには無い様式になっており、その後建造された、インドを代表する霊廟「タージマハル」にも大きな影響を与えました。 閉じる