概要
シエンフエーゴスは1819年に築かれた都市である。当時はスペイン帝国の植民地だったが、実際の入植者はフランス系移民が多く含まれていた。彼らの出身はフランス本国のボルドーや、フ
シエンフエーゴスは1819年に築かれた都市である。当時はスペイン帝国の植民地だったが、実際の入植者はフランス系移民が多く含まれていた。彼らの出身はフランス本国のボルドーや、フランス領だったことがあるルイジアナなどであった。都市はキューバ中南部のサトウキビ、マンゴー、タバコ、コーヒーの生産の中心地に位置する商業港湾であり、入植当時からサトウキビ、タバコ、コーヒーの取引地で、特に19世紀の砂糖ブームで繁栄した。
都市はスペイン本国の啓蒙主義を反映した近代的な都市計画に基づいて、格子状の街路に整然と建造物が並べられ、一体的な景観を呈している。当初は新古典主義様式が用いられたが、次第に他の様式が折衷されていった。
19世紀前半に建造された建物で残っているのは6棟、19世紀後半のものは327棟、それ以降のものが1188棟である。
中南米の世界遺産には、キトの市街(エクアドル)、コロニア・デル・サクラメントの歴史的町並み(ウルグアイ)やサント・ドミンゴの植民都市(ドミニカ共和国)などのように、スペイン植民地時代に築かれた近世の町並みが複数含まれている。また、中南米における20世紀都市計画の傑作としてはブラジリア(ブラジル)が既に登録されている。シエンフエーゴスの世界遺産登録にあたっては、建設された時代と様式の面で、中南米における近世の都市景観と現代の都市景観を架橋するものと位置付けうる点が評価された。
都市はスペイン本国の啓蒙主義を反映した近代的な都市計画に基づいて、格子状の街路に整然と建造物が並べられ、一体的な景観を呈している。当初は新古典主義様式が用いられたが、次第に他の様式が折衷されていった。
19世紀前半に建造された建物で残っているのは6棟、19世紀後半のものは327棟、それ以降のものが1188棟である。
中南米の世界遺産には、キトの市街(エクアドル)、コロニア・デル・サクラメントの歴史的町並み(ウルグアイ)やサント・ドミンゴの植民都市(ドミニカ共和国)などのように、スペイン植民地時代に築かれた近世の町並みが複数含まれている。また、中南米における20世紀都市計画の傑作としてはブラジリア(ブラジル)が既に登録されている。シエンフエーゴスの世界遺産登録にあたっては、建設された時代と様式の面で、中南米における近世の都市景観と現代の都市景観を架橋するものと位置付けうる点が評価された。
基本情報
- 住所Cienfuegos, Cuba
GoogleMapを見る新規ウィンドウで開きます - アクセスハイメ・ゴンサレス・クロシエル国際空港から車で約15分
- 営業時間24時間
- 定休日無休
- ウィキペ
ディア
- ※掲載情報についてはその正確性を保証するものではありません。最新情報は必ず、公式サイト等をご確認ください