セビリア大聖堂

セビリア大聖堂は、スペイン・アンダルシア地方の都市セビリアの中心地にある、旅行者に人気の大聖堂。隣接する王室の宮殿と古文書館とあわせて、「セビリアの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館」として1987年に世界遺産に登録されました。

かつてイスラム教のモスクがあった場所に建つ大聖堂には5つの身廊があり、ヨーロッパ最大のゴシック建築といわれる壮大な姿。細部はムデハル、ゴシック、バロックなど、建設時期ごとの様式が調和しているのも特徴です。

鐘楼のヒラルダの塔は、かつてモスクのミナレットだったもので、アルモハド建築の古典的な構造をそのまま保存。頂上に掲げられた銅像は、キリスト教の信仰を象徴する風見鶏の役割を果たしています。

祭壇画や堂内外を飾る彫刻、大航海時代の栄華をしのばせる金銀細工など、数々の芸術コレクションも見もの。探検家クリストファー・コロンブスの墓が置かれていることでも有名です。 閉じる