メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ

「メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ」は、1987年登録の世界遺産。メキシコの首都メキシコ・シティの中心部の歴史地区と、南へ28kmほど離れた湖沼地帯のソチミルコで構成されています。

メキシコ・シティは、アステカの古代首都遺跡の上に16世紀、スペイン人によって建設された都市。テンプロ・マヨールをはじめとするアステカ時代の5つの神殿のほか、大聖堂や宮殿などの植民地時代に建造された建物が数多く現存しています。

ソチミルコは、スペイン統治以前の伝統を残す町。運河を張り巡らせた一帯に人工の浮島が残り、豊かな湿地帯を利用した農作地が広がっています。自然保護区にも指定されていて、渡り鳥や固有種も数多く生息。こうした自然や伝統的な風景を楽しむ、トラヒネラというカラフルな小舟で運河を巡るクルーズツアーが人気を集めています。 閉じる