羽田発のドイツ 旅行・ツアー

ノイシュヴァンシュタイン城は、ドイツ南部のバイエルン州に位置する絵画のように美しい城。19世紀の終わりにルートヴィヒ2世によって建設され、彼の理想と夢を反映した建築デザインとなっています。中世の騎士の城とルネッサンスの宮殿の要素を融合させたもので、ドイツロマン主義の代表ともいえる建築です。高い山の上にそびえ立つ姿は、まるで空中に浮かんでいるかのよう。その美しさからファンタジー作品における「おとぎ話の城」にインスピレーションを与えたともいわれています。訪問者は、内部の豪華な装飾や絵画を鑑賞することができ、ドイツを訪れる観光客の中で必見のスポットとなっています。

ケルン大聖堂はドイツのケルン市に位置する壮大なゴシック様式のカトリック大聖堂であり、その迫力のある姿は市のシンボルともなっています。1248年に建設が始まり、約600年後の1880年に完成。大聖堂にある2つの塔の高さは157mにも及び、長らくヨーロッパ最高の建築物として知られていました。ケルン大聖堂の内部は、豪華なステンドグラスや彫刻、絵画に飾られており、信仰の中心地としてだけでなく、芸術の宝庫としても知られています。また、ここには「東方の三博士の遺骨」を収める黄金の祭壇があり、キリスト教徒の巡礼地としても重要な位置を占めています。1996年には、ユネスコの世界遺産に登録されるなど、世界的にもその価値が認められています。ケルン大聖堂は、ドイツを訪れる観光客にとって見逃せないスポットとして、毎年多くの人々を魅了しています。

ミュンヘン旧市街にあるレジデンツ宮殿は、その贅を尽くした豪華な姿からミュンヘン観光のハイライトのひとつとされています。1508年から1918年まで旧バイエルン王国の王族が暮らした公邸や政府施設として機能していました。ルネッサンスに始まり、初期バロック、ロココ時代を経て新古典主義に至るまでの様式が融合した館内や美術コレクションがあり、博物館として一般に公開。中でもアンティクヴァリウムと名付けられたホールは、精密な絵画や彫刻が長さ66mにわたって続く壮大な空間で必見です。日本を含む東アジアから集められた、500点を超える磁器や漆器も見応えたっぷり。無料で利用できる音声ガイドには日本語も用意されています。

ドイツのミュンヘン中心地にあるマリエン広場北側に建つミュンヘン新市庁舎。20世紀初頭に完成したネオゴシック様式の建物で、ファサード（正面）に施された緻密な彫刻をはじめとする豪華絢爛なデザインが特徴です。必見なのが、メインエントランス上部に設置された仕掛け時計。等身大の32体の人形が飾られており、毎日11時と正午（3～10月は17時も）になると踊りだします。その踊りはミュンヘンの歴史を伝えるストーリーに沿っており、仕掛け時計の上段はバイエルン大公ヴィルヘルム5世の結婚式の祝宴を、下段は当時のミュンヘンで流行していた疫病、ペストに対する不安を吹き払うように踊る樽職人を再現。定刻が近づくと、新市庁舎前には大勢の人が集まります。また、正面玄関前にある噴水も見どころのひとつ。市民たちの間では人気の待ち合わせ場所にもなっています。さらに新市庁舎は高さ85mの棟の展望台も有しており上ることが可能（別途有料）。展望台からはミュンヘンの美しい市街地を一望でき、晴れた日にはアルプス山脈まで見渡せます。