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- ブライスキャニオンの下から
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エリア:
- 北米>アメリカ西部
- テーマ:ハイキング・登山 自然・植物
- 投稿日:2010/09/08 23:55
- コメント(0)
ユタ州、ブライスキャニオンは林立する奇岩に目を見張らされる。
その谷にはたくさんのトレイルルートがあるのだが、日本のツアーは展望台から見下ろすばかりで、その底まで降りて歩く事はほとんどない。
上から撮られた写真ばかり紹介されるがしかし、ここを降りていくと・・・上から見ていた風景に倍する驚異の風景に出会える。

これはナバホトレイルのほんの入り口。
十五分でも時間をとって下っていけば、ほうら、こんな。
さらに降りて振り返ると・・・

いちばん谷底には、こんな木が生えている。

こういう場所はやはり自分の足で歩いてみるべし。
**
成田空港よりデルタ航空にてソルトレイクシティへ直行便約10時間。
午前11時半到着。
入国に時間がとられたが12時半には空港を出発。
途中サブウェイにて昼食をとり、17時過ぎにはブライス・キャニオンに到着。
サンセット・ポイントからご覧の様なルートで約一時間歩く。
19時半近くに日の入り。
パングウィッチのホテルにチェックイン。
その谷にはたくさんのトレイルルートがあるのだが、日本のツアーは展望台から見下ろすばかりで、その底まで降りて歩く事はほとんどない。
上から撮られた写真ばかり紹介されるがしかし、ここを降りていくと・・・上から見ていた風景に倍する驚異の風景に出会える。

これはナバホトレイルのほんの入り口。
十五分でも時間をとって下っていけば、ほうら、こんな。
さらに降りて振り返ると・・・

いちばん谷底には、こんな木が生えている。

こういう場所はやはり自分の足で歩いてみるべし。
**
成田空港よりデルタ航空にてソルトレイクシティへ直行便約10時間。
午前11時半到着。
入国に時間がとられたが12時半には空港を出発。
途中サブウェイにて昼食をとり、17時過ぎにはブライス・キャニオンに到着。
サンセット・ポイントからご覧の様なルートで約一時間歩く。
19時半近くに日の入り。
パングウィッチのホテルにチェックイン。
- アイスランドの黒い滝
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エリア:
- ヨーロッパ>アイスランド
- テーマ:ハイキング・登山 自然・植物
- 投稿日:2010/09/06 23:29
- コメント(0)
滝つながりで、昨年2009年夏に行ったアイスランドの印象的な滝をひとつ紹介しよう。
アイスランドに滝はたくさんあるが、みごとな柱状節理の間を流れ落ちてくるこの滝の写真を見たことが、アイスランド《手造の旅》への大きな動機になった。

あまり詳しくない日本語のガイドブックでさえ取り上げているこの印象的な滝、車でも楽に近くへいけるものだと思っていた。
※ガイドブックにも近くの詳細な地図は載っていない。
スカフタフェットルのビジターセンターで下の地図を確認して、そこへ行くにはかなり歩かなくてはならない事にはじめて気付いたのだった。

車を置ける近場であるスカフタフェットルビジターセンターからでも、徒歩片道1時間で高低差あるルートだろう。どうする・・・その日はすでに夕方だったので二時間以上のハイキング時間をとるには少々遅い気がした。
その時、レンジャーもやっている運転手さんがその立場を利用して、通常の車は入れないボルティ(ここに小さな家がある)まで登ってやろうと言ってくれた。ビジターセンターのスタッフも知り合いなので車両が上がるOKを出してくれる。
なんとありがたい!ここからならば片道一キロもない距離を歩くだけで滝まで行く事が出来る。

しかし、いったいどんなかたちであの滝が見えてくるのか・・・と思ったら遠景に突然あの滝が見えてきた。
これより大きな滝はアイスランドにたくさんあるけれど、美しさにおいては「黒い滝」は屈指のものに違いない。
アイスランドに滝はたくさんあるが、みごとな柱状節理の間を流れ落ちてくるこの滝の写真を見たことが、アイスランド《手造の旅》への大きな動機になった。

あまり詳しくない日本語のガイドブックでさえ取り上げているこの印象的な滝、車でも楽に近くへいけるものだと思っていた。
※ガイドブックにも近くの詳細な地図は載っていない。
スカフタフェットルのビジターセンターで下の地図を確認して、そこへ行くにはかなり歩かなくてはならない事にはじめて気付いたのだった。

車を置ける近場であるスカフタフェットルビジターセンターからでも、徒歩片道1時間で高低差あるルートだろう。どうする・・・その日はすでに夕方だったので二時間以上のハイキング時間をとるには少々遅い気がした。
その時、レンジャーもやっている運転手さんがその立場を利用して、通常の車は入れないボルティ(ここに小さな家がある)まで登ってやろうと言ってくれた。ビジターセンターのスタッフも知り合いなので車両が上がるOKを出してくれる。
なんとありがたい!ここからならば片道一キロもない距離を歩くだけで滝まで行く事が出来る。

しかし、いったいどんなかたちであの滝が見えてくるのか・・・と思ったら遠景に突然あの滝が見えてきた。
これより大きな滝はアイスランドにたくさんあるけれど、美しさにおいては「黒い滝」は屈指のものに違いない。

グランドキャニオンの底、ハバスパイ村から行く二つのしられざる滝を先日のブログで紹介したが、実は全部で四つあった。
「あった」というのは2008年の水害でそのひとつが完全に消えてしまったからである。それがこのナバホの滝だ。

下記の地図拡大をよく見ていただくと、ほうら、SPUI村から北へ流れるコロラド川の支流に四つの滝の名前が記されている。
2008年4月の朝。
谷底にある村を朝早く出発、朝日が岩山を上から赤く染めていく様子はとても美しい。

村からいちばん近い滝までは三十分ほどで行けるが、メインの道から滝へ向かう途中はこんな川渡りもあった。

川底が石灰棚になっている。トルコのパムッカレやスロベニアのプリトビッチェに似た感じ。つまり古い鍾乳石も周辺にたくさん見られるという事。
そして、冒頭の写真の場所へたどり着いたのだったが・・・
この光景は2008年夏に村を襲った大水害で完全に消滅してしまった。
2009年の夏訪れてみると、同じ場所とは全く思えない、激流によって生々しくえぐられた谷がひろがっており、新しい滝が出現していた。

これからは、この滝を「新・ナバホの滝」と呼ぶことになるのだろうか。
「あった」というのは2008年の水害でそのひとつが完全に消えてしまったからである。それがこのナバホの滝だ。

下記の地図拡大をよく見ていただくと、ほうら、SPUI村から北へ流れるコロラド川の支流に四つの滝の名前が記されている。

2008年4月の朝。
谷底にある村を朝早く出発、朝日が岩山を上から赤く染めていく様子はとても美しい。

村からいちばん近い滝までは三十分ほどで行けるが、メインの道から滝へ向かう途中はこんな川渡りもあった。

川底が石灰棚になっている。トルコのパムッカレやスロベニアのプリトビッチェに似た感じ。つまり古い鍾乳石も周辺にたくさん見られるという事。
そして、冒頭の写真の場所へたどり着いたのだったが・・・
この光景は2008年夏に村を襲った大水害で完全に消滅してしまった。
2009年の夏訪れてみると、同じ場所とは全く思えない、激流によって生々しくえぐられた谷がひろがっており、新しい滝が出現していた。

これからは、この滝を「新・ナバホの滝」と呼ぶことになるのだろうか。
- ハバスパイ村は、グランド・キャニオンのどこにある
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エリア:
- 北米>アメリカ西部>グランドキャニオン
- テーマ:ハイキング・登山 自然・植物
- 投稿日:2010/09/04 00:38
- コメント(0)
グランド・キャニオン国立公園の真上を飛ぶ観光遊覧飛行は昔の事、自然保護の観点から今は禁止されている。
ならば、なぜこのハバスパイ村へ行くヘリが生き延びているのだろう?
それは、この地図を見れば理解していただける。

SUPAI村は地図上左の小さな点。そこへ行くためのヘリコプターは、その一センチ程下のウアラパイ(これも別の部族名) HILLTOPという場所から出ている。道路が突然ぷつんと切れている、その理由はこの下の写真のようなキャニオンが広がっているからなのだ。

地図上の右下にちょっとだけ見えているのが、ラスベガスから日帰り観光でよく行くポイント。この地図上赤色になっているあたりは国立公園で飛行できない。
ハバスパイ村はそのすぐ外に位置する先住民保護地区にある。それによって先住民の為のヘリコプターの飛行が認められている。
この谷の底のハバスパイ村まで、ヘリで四分、徒歩で4時間。

車の乗り入れられない、馬がたくさん活躍している村に到着だ。
印象的なかたちをした岩は、村のシンボルとなっており、この岩が倒れる時に、彼ら部族はこの村を出て行かなくてはならない事になっているそうな。
ならば、なぜこのハバスパイ村へ行くヘリが生き延びているのだろう?
それは、この地図を見れば理解していただける。

SUPAI村は地図上左の小さな点。そこへ行くためのヘリコプターは、その一センチ程下のウアラパイ(これも別の部族名) HILLTOPという場所から出ている。道路が突然ぷつんと切れている、その理由はこの下の写真のようなキャニオンが広がっているからなのだ。

地図上の右下にちょっとだけ見えているのが、ラスベガスから日帰り観光でよく行くポイント。この地図上赤色になっているあたりは国立公園で飛行できない。
ハバスパイ村はそのすぐ外に位置する先住民保護地区にある。それによって先住民の為のヘリコプターの飛行が認められている。
この谷の底のハバスパイ村まで、ヘリで四分、徒歩で4時間。

車の乗り入れられない、馬がたくさん活躍している村に到着だ。
印象的なかたちをした岩は、村のシンボルとなっており、この岩が倒れる時に、彼ら部族はこの村を出て行かなくてはならない事になっているそうな。
- グランドキャニオン底へのヘリコプター
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エリア:
- 北米>アメリカ西部
- テーマ:ハイキング・登山 自然・植物
- 投稿日:2010/09/03 01:14
- コメント(0)
グランドキャニオンの底・ハバスパイ村へ車で行く事は出来ない。
住民用の人と物資を運ぶこの6人乗りのヘリコプターに乗せてもらうか、あとは歩くか馬に乗るしかない。

時間を予約する事は、出来ない。
あくまで自分自身が行って台帳に名前を書いて待つ事。
待って、待って、ようやく自分の順番がきたとて、すぐに乗れるとは限らない。このヘリはあくまで村民優先なので、突然村人が到着したら彼らに先に乗る権利がある。
しかし、乗ってから見られる景色は圧巻!
操縦席のとなりまで乗せてくれるのだから。

約四分間のフライトはグランドキャニオンのまさにふところを飛んでいく。

村に到着すると、気温が十度近くも違う(ことがある)。いずれにしても谷底は上よりずっと暖かい(暑い)。

気温だけでなく、時代も二十年はタイムスリップしたかのような村である。
住民用の人と物資を運ぶこの6人乗りのヘリコプターに乗せてもらうか、あとは歩くか馬に乗るしかない。

時間を予約する事は、出来ない。
あくまで自分自身が行って台帳に名前を書いて待つ事。
待って、待って、ようやく自分の順番がきたとて、すぐに乗れるとは限らない。このヘリはあくまで村民優先なので、突然村人が到着したら彼らに先に乗る権利がある。
しかし、乗ってから見られる景色は圧巻!
操縦席のとなりまで乗せてくれるのだから。

約四分間のフライトはグランドキャニオンのまさにふところを飛んでいく。

村に到着すると、気温が十度近くも違う(ことがある)。いずれにしても谷底は上よりずっと暖かい(暑い)。

気温だけでなく、時代も二十年はタイムスリップしたかのような村である。
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